この症例は、最初の状態で、八重歯となりそうな永久歯が生えかけているのが確認できます。
八重歯とは、隙間がたりていないために、隣の歯と重なって生えている犬歯のことです。
そのため、八重歯を並べるためには、隙間を作る必要があります。
成人の矯正治療の場合、隙間を作るために歯を抜く選択をする事が通常です。しかし、子供の矯正治療の場合、歯を抜かなくても並べられる事があります。症例によるのですが・・・
この症例においては、矯正治療を始めるタイミングが絶妙だったために、歯を抜かずに矯正治療を終了することが出来ました。
その絶妙なタイミングとは、まだ乳歯が残っているけれども、もうすぐ交換終了しそうなタイミングです。平均すると、おおよそ小学５年生くらいになります。
ただ、お子さんによっては、成長が早い遅いということがあるため、お子さんによってその最適な時期は異なってきます。
そのため、定期的に歯のクリーニングがてら観察して、適切な時期に矯正治療を始めるのが理想だと言えます。
ですので、少なくとも小学２年生くらいからは観察していって、適切な治療時期を探るのがベストだと考えます。
・治療内容
デコボコが小さいので歯を抜かずにならべます。
ブラケット装置で矯正します。
・費用等に関する事項
おおよそ70万から100万円くらい
・治療等の主なリスク
治療期間が長引く事があります。
歯根が短くなる事があります。
歯肉が退縮することがあります。
最終的な仕上がりを見て、やっぱり歯を抜いて治療したいということもあります。
・副作用等
矯正治療中に歯磨きを怠ると通常より虫歯になりやすくなります。
保定装置を怠ると、後戻りします。
※詳しいご感想等は、当院内でご覧いただけます(*^_^*)
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