症例
女性 29歳 矯正治療と一般歯科を受けれるところを探していた女性
この症例は、八重歯の症例です。
ここまでデコボコが大きい八重歯ですと、並べる隙間を作るために、歯を抜く必要があります。
矯正治療で歯を抜く場合は、通常前から数えて4番目の歯を抜きます。その4番目の歯とは、八重歯のひとつ後ろの歯です。
この症例も、通常ならば、その選択肢になりますが、右上の前歯が少し大きく見えるのが確認できます。
なぜかというと、この歯は差し歯なのです。そして、神経も取ってありました。
神経がない差し歯の歯を残して、健全な4番目の歯を抜くというのが、通常の治療方針です。
しかし、私は虫歯の治療もする矯正歯科医なので、そのような歯を残して健全な歯を抜くことに非常に抵抗を覚えます。
と言うことから、当院では、通常矯正治療で抜く歯だけでなく、その代わりに不健康な歯を抜くような治療方針も提案します。
今回の症例は、不健康な前歯を抜くような治療方針を患者さんが選択されたので、前歯を抜いて治療しています。
仕上がりの状態を見てもらうと、左上の前歯が小さいのが確認できます。
ただ、笑顔の写真を見てもらうと、それほど違和感は感じません。もし、どうしても違和感が嫌だという場合、その小さい歯を差し歯にする事もできます。それでも、神経が残っている状態での差し歯なので、神経がない状態の歯で差し歯にするより、よっぽど健全であります。
しかし、そんな必要は私はないと思っています。
矯正治療は、ただ見た目を良くするだけでなく、健康面にも気を遣う治療であります。
・治療内容
上左右1本ずつ右下1本歯を抜いて隙間を作り、前歯のデコボコ・八重歯を改善します。
ブラケット装置で矯正します。
・費用等に関する事項
おおよそ80万から100万円くらい
・治療等の主なリスク
治療期間が長引く事があります。
歯根が短くなる事があります。
歯肉が退縮することがあります。
・副作用等
矯正治療中に歯磨きを怠ると通常より虫歯になりやすくなります。
保定装置を怠ると、後戻りします。
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