症例
12歳 男性 出っ歯 でこぼこの症例
この症例は、上の前歯が下の前歯に対して前にある、いわゆる出っ歯という歯並びです。
最初の状態で、奥の乳歯が残っています。奥の乳歯に関しては、その後から生えてくる永久歯の方が小さく、交換したら隙間ができます。その隙間は、通常その奥の永久歯が前に寄ってきて閉じていきます。ですので、乳歯があるときの出っ歯は、そのまま継続されます。
しかし、矯正治療を施すことにより、その乳歯の隙間を利用して、上の前歯を後ろに下げることができます。ですので、このような治療を開始するのは、小学4〜5年生くらいがちょうど良いのです。
当初の予定ならば、この症例はすぐに終わるのではないかと思っていました。ところが、最初の状態の一番奥の歯のさらに奥から、12歳臼歯というのが生えてくると、その歯が全体の咬み合わせを崩してしまい、それを改善するのに時間がかかりました。
矯正治療は、当初予想できなかったことが起こることが多々あります。そのようなイレギュラーな状態が起きようとも、なんとかいろいろな経験値と矯正治療の技の引き出しを総動員することにより最後フィニッシュの状態まで持っていきます。
時間はかかりましたが、キレイになって本当に良かったです。
・通常必要とされる治療内容
ブラケット装置を装着して、出っ歯、デコボコを改善します。
・費用等に関する事項
おおよそ80万から100万円くらい
・治療等の主なリスク
前歯がかみ合わないのは骨格が原因の事があり、完全に改善するには時間がかかる事があります。
歯根が短くなる事があります。
歯肉が退縮することがあります。
・副作用等
矯正治療中に歯磨きを怠ると通常より虫歯になりやすくなります。
保定装置を怠ると、後戻りします。RECOMMEND
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