症例
23歳 女性 出っ歯 でこぼこの症例
歯の写真で、横から撮ったものに注目してください。最初の状態では、左右とも上下の奥歯が一本ずつ咬んでいるのが確認できます。
一方で、仕上がりを見てもらうと、上下の奥歯が互い違いに咬んでいます。
もちろん、正解は互い違いに咬んでいる方です。
最初の状態で、互い違いに咬んでいないようならば、治療方針として互い違いになるような方法を考える必要があります。その方法は二つあります。
�@上の歯全体を後ろに下げる
�A途中の歯を抜いて、奥歯と前歯を寄せる
大人のヒトの場合、�Aを選択することがほとんどです。�@を選択すると、治療がとても難しくなるからです。
この症例も上の歯を左右一本ずつ抜いています。
大人の歯は、ほとんどの場合前から数えてそれぞれ7本ずつあります。上も下も14本ずつです。
上の歯だけを撮った写真に注目して、術後の歯の数を数えてみてください。
14本あります。
歯を抜いたのに歯の数が減っていないのは、術後の方は親知らずが生えてきているからです。術前の状態で、16本あります。
術前術後の笑顔を見ると、歯を抜いてでも矯正した意味は、十分にあったのではと私は思っております。
・治療内容
上左右一本ずつ歯を抜いて隙間を作り、上の前歯を後ろに下げます。ブラケット装置にて治療。
・費用等に関する事項
おおよそ80万から100万円くらい
・治療等の主なリスク
最初の状態より上の前歯は下がりますが、患者様が想像されているところまで必ずいくとは断言できません。
上の隙間が少し残る事があります。
治療期間が長引く事があります。
歯根が短くなる事があります。
歯肉が退縮することがあります。
・副作用等
矯正治療中に歯磨きを怠ると通常より虫歯になりやすくなります。
保定装置を怠ると、後戻りします。
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