30歳　女性　マウスピース矯正から針金の矯正に切り替えられた凸凹が気になった症例

症例

2020/08/06

でこぼこ（叢生）

30歳　女性　マウスピース矯正から針金の矯正に切り替えられた凸凹が気になった症例

３３歳　女性　デコボコの歯並び　治療期間：２年９カ月

この症例は、最初マウスピース矯正でスタートしました。

しかし、マウスピースでは思ったように動かなかったので、一般的な針金の矯正治療に変更しました。

どんな方法を選択したとしても、矯正治療は期間が長い治療ですので、１００％予想通りということはありません。毎回毎回調節することによって、微調整していきます。車の運転の時、まっすぐな道でもハンドルを微調整するのと同じです。結果的にまっすぐ走っているように見えます。

しかし、マウスピース矯正は自動運転なので、なかなか微調整が難しいのです。コントロールできていない事が分かれば、もう一度検査しなおして軌道修正するか、もしくは自動運転から微調整の効く方法に切り替える事になります。マウスピース矯正は良い方法だとは思いますが、予想外の時に素早い対応ができません。

最近マウスピース矯正が流行っていますが、注意してほしいことがあります。針金の矯正もできる上でのオプションでのマウスピース矯正は、非常に有効で素晴らしい方法です。しかし、歯科医院によっては針金の矯正ができないからマウスピース矯正を勧めるということもあるようです。手動運転できないから自動運転だけで、というのは両方できる私からするとスゴく危険な気がします。

マウスピース矯正を選択する場合、その辺のことはしっかり調べてから歯科医院を選択することをお勧めします。

・治療内容

上左右一本ずつ歯を抜いて隙間を作り、上の前歯を後ろに下げます。ブラケット装置にて治療。

・費用等に関する事項

おおよそ80万から100万円くらい

・治療等の主なリスク

最初の状態より上の前歯は下がりますが、患者様が想像されているところまで必ずいくとは断言できません。

上の隙間が少し残る事があります。

治療期間が長引く事があります。

歯根が短くなる事があります。

歯肉が退縮することがあります。

・副作用等　