症例
デコボコ。 歯を抜かずにデコボコ治療できる限界の症例
歯並びがデコボコしているのは、並ぶ隙間が足りていないからです。
そのため、歯を並べるには隙間を作る必要があります。その手段として、主に二種類の方法があります。
歯列の幅を拡げるか、歯を抜くかです。
どちらの方法を選択するかには、いくつかの条件があるのですが、歯を抜いた方が大きな隙間を確保することができます。
ということは、デコボコの程度が大きくなると、歯を抜かずに治療するのが難しくなります。
どの程度のデコボコだったら、歯を抜かなくて済むのかについて明確な基準はありません。
この症例の最初の状態は、歯を抜くかどうかの瀬戸際の症例だと思います。八重歯が左右ともでなく片側だけで、その奥の歯が前から見ても、見えている状態。これが、当院の基準となっています。
歯を抜かずに治療すると、口元がコンモリして良くないという専門家の意見もありますが、当院のその基準は口元をコンモリさせずに治療できる限界として考えています。
歯を抜いて治療するのかどうかについては、そのほかの要素もあるので、この症例よりもデコボコが小さいからといって必ず歯を抜かずに治療するということはありません。
また、審美的なことを考えると歯を抜いた方がキレイな事もあり得ます。私が歯を抜かなくても良いと思っていても、患者さんの方から抜いてほしいとリクエストがあることもあります。
矯正学的なこと、患者さんの要望など考慮して、診断させていただいております。
デコボコ
・治療内容
デコボコが小さいので歯を抜かずにならべます。
ブラケット装置で矯正します。
・費用等に関する事項
おおよそ70万から100万円くらい
・治療等の主なリスク
治療期間が長引く事があります。
歯根が短くなる事があります。
歯肉が退縮することがあります。
最終的な仕上がりを見て、やっぱり歯を抜いて治療したいということもあります。
・副作用等
矯正治療中に歯磨きを怠ると通常より虫歯になりやすくなります。
保定装置を怠ると、後戻りします。
感想等、詳細については院内で閲覧できます。
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